『即興小説ゲーム』公式ブログ

リレー形式で綴られる、2分30秒のライティングノベルイベント『即興小説ゲーム』の公式ブログです。みんなでやりましょう。

即興小説ゲームの概要とルール

即興小説ゲームとは
『お題・ジャンル・どんな話か』を元に2分30秒のリレー形式、4ターン制で「即興小説」を執筆します。

 

 初めに、参加者から募集した「お題」と、以下の項目に書かれた「どんな」「話」をクジで選び、出場者はそれを元に即興小説を書く。

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『どんな』
・切ない
・気持ち悪い
・こわい
・泣ける
・くだらない
・笑える
・驚く

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『話』
・学園
・SF
・ファンタジー
・恋愛
・ホラー
・童話
・ミステリー
・官能

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②じゃんけん先行後攻を決めて出場者の二名はリレー形式で小説を完成させる。これらは、(一部を除いて)共通のパソコンで書かれる。

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即興小説バトルはターン制
物語の定石とされる『起承転結』という言葉から
・起のターン
・承のターン
・転のターン
・結のターン
という計4ターンで執り行われる。

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 順番は起のターン(先攻)→承のターン(後攻)→転のターン(先攻)→結のターン(後攻)の交互。

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各ターンには『書く時間』『読む時間』の時間が設けられている。
『書く時間』の制限時間は各2分30秒ずつ。
『読む時間』は執筆が終了次第、各自出場者で行う。執筆した小説の披露方法は自由。パソコンの画面はスクリーンで映し出されているので、それをひたすらスクロールして見せる。
 
最後に、投票で多い方が勝ちとなる。

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みんなも、やってみよう!

即興小説ゲームならびに即興小説バトル休止のお知らせ

即興小説ゲーム主催の横林大々です。
 
昨年度の3月より定期的に開催を行ってきた『即興小説バトル』並びに『即興小説ゲーム』なのですが、主催者自身が行う即興小説バトルや即興小説ゲームのイベントは、しばらくの間お休みする事にしました。
今まで数々のイベントにご来場いただき本当にありがとうございました。
 
お休みの理由としては、家族の入院やイベント規模の拡大に自身の能力が追いつかないなど様々なものがあるのですが、一番の大きな理由は自身の執筆活動に時間が割けなかったことです。
 
即興小説バトル及びゲームは、私自身が創作活動の一環として『即興小説』を執筆していたことから始まったゲームで、その根源には主催者自身の物語を書くという動力があったのですが、ここ最近の活動の中で手段と目的の逆転が生じていると考えることが多くなりました。
 
ここで、ゲームも執筆活動も両立出来れば良かったのですが、主催者自身がそのような形で執筆活動を続けられるタイプではなく、結果このような判断をさせて戴いたことをお許しください。
 
私自身、至らない主催者だったと思うのですがこのイベントが盛り上がりをみせたのはひとえに出場者や観客、そしてネットなどで盛り上げて下さったおかげに他ありません。
 
重ねてにはなりますが、本当にありがとうございました。
夢のような一年と半年を過ごせました。
 
またいずれどこかでお会いしましょう。
 

5月20日(日)に『即興小説ゲーム~体験会とエキシビジョンマッチと関係ないコント~』というイベントが開催されるのですが予約が本当に一名なので助けてほしいという記事。

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助けてください……

 

 

続きを読む

柴井貫喜常さんによる『即興小説ゲーム~三月の乱~ 』レビュー

即興小説ゲーム主催者の横林大々です。
 
今回は先日、もりのみやキューズモール内にあるまちライブラリーさんで開催された『即興小説ゲーム~三月の乱~』のレビューを、即興小説関連のイベントで常連となっている『柴井貫喜常』さんに執筆して戴きました。
 
また、2018年5月20日(日)には『即興小説ゲーム~体験会とエキシビジョンマッチと関係ないコント~』という初心者向けのワークショップも含んだ即興小説のイベントが開催されますので、そちらの参考にしていただければと思います。
(詳細は、レビューの一番下に掲載していますので、興味を持った方は是非ご覧ください)
 

2018/4/14(土) 『即興小説ゲーム~お試し版~』ログ

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〇第一試合 (2分半交代)

 

先攻・なべとびすこ VS 後攻・柴井常喜常

お題『タンポポ

ジャンル『ファンタジー』

どんな話『切ない』

 

(動画を準備中!) 

 

先攻1票・後攻2票

後攻・柴井貫喜常の勝利!

 

 

 

〇第二試合 (2分半交代)

 

先攻・井上大輔 VS 後攻・横林大々

 

お題『紙』

ジャンル『SF』

どんな話『おどろく』

 

【起のターン(先攻・井上)】 

そのとき、人類の歴史一歩進んだと言われることが起きた。
偶然出来たその紙がすべての物質の要素を兼ね備えていたからだ。
それは例えるならば中世の錬金術、魔法のようなことが実際に起こった。

すべての物質より、硬く、柔らかく、厚く、薄く、長く、短く。

そんな魔法のような紙が出来上がってしまったことがあの悲劇を引き落とすこととなった。

 

【承のターン(後攻・横林)】

紙人類と呼ばれる人間たちが現れたのだ。

「あの紙はないのか」
「あの紙がなければ我々はもう生きていけない」
「早く紙を」

しかし奇跡のような紙を作り出すのには年月がかかった。

「我々はもう、あの紙の虜なのだ」

「そう、もう私たちは、あの紙がなければ、トイレの大を拭けない体質にされてしまった」

 

【転のターン(先攻・井上)】

トイレの大を拭かない彼らは一体どうするのか。想像しがたいような出来事が彼らの下着の中では起こっていた。

そのことを想像してしまうと、思わず、その奇跡の紙を渡してしまうのだ。笑い事ではなかった。

そして、紙人類と旧人類の長い戦いは続く。

その紙を使い、魔法を、科学を超えた、言葉では言い表せないものを作りあげる紙人類。

紙を奪い上げられ、それでも、地べたで這い上がる旧人類。

最後、その戦いではまさかという事が起こった。

 

【結のターン(後攻・横林)】

旧人類は紙人類が残した紙を回収し始めていた。

相手の戦力を奪うことが一番の勝利への近道だと考えたからだ。

しかし、彼ら旧人類の兵士たちは、野外での戦いも多く、ある日兵士の一人が用をたしたあとに、ふく紙が見当たらなかったのだ。
「あれだけ虜にされた紙で、もしも吹いたならば……いかんいかん」

兵士はそういいながらも気が付けば大を、魔法の紙でふいていた。

ふいていたのだ。

 

先攻1票・後攻2票

後攻・横林大々の勝利!

 

 

 

〇第三試合 (2分半交代)

 

先攻・柴井貫喜常 VS 後攻・井上大輔

 

お題『車』

ジャンル『ホラー』

どんな話『泣ける』

 

【起のターン(先攻・柴井)】 

  深夜。車での出張から帰る道。手持ちが足りずにやむなく山の道を選んだが、街灯もろくに無く、古い道は舗装もガタガタで、後悔をしているところである。
 私の帰りを楽しみにしている妻と子供のために眠い目をこすって何とか曲がりくねった道を行くが、帰ると約束した10時などとうの昔に過ぎ去っている。
 頑張って起きてくれていた娘は眠ってしまったと妻からメールが来た。それがもう一時間近く前で、ここは圏外のエリアである。

 

【承のターン(後攻・井上)】

圏外ということは、もしここで車になにかトラブルがあると、どうにもできないことになる。
私は、親から譲り受けた40年ものの車に気をやった。

(どうにかもってくれよ、、、)

そう思いながら、私は夜道をぬるぬると進む。
アクセルを踏む、ブレーキを踏む、ギアを変える。繰り返し繰り返し行われるその動作は私の脳をとかしていく。
車も、どういうわけか、タイヤが重い。脳を動かすために私は更にアクセルを踏む。

 

【転のターン(先攻・柴井)】

  まどろみに片足を突っ込みかけた時、鮮烈なクラクションの音が私の耳をつんざいた。
 他に誰もいないはずの静かな山道。斜面に曲がりくねった細い道があるだけの道で、バックミラーに移った信じられない光景に私は目を疑った。
 道幅ぎりぎりの、10トンはあろうかという煌めくトラックが後方からもスピードで追い上げてくるのである。
 慌てて私は、逃げるようにアクセルを踏み込み、危うく転落しかねない道でガードレールにこすりながら懸命にハンドルを切る。
 それでもダメだ、追いついてくる。
 あわや接触というところで、私はとうとう精神の限界を迎え、ガードレールを飛び越えてしまった。

 

【結のターン(後攻・井上)】

 今日、父の3回忌が終わった。父は車が大好きでずっとずっと乗っていたのだけど、最後は病院のベッドで大往生。父は嫌がるかもしれないけれど、家族の私としては、事故でなくてよかったと思ってしまった。

そういうのも、父は事故を起こした。ひとりでガードレールを飛び越した事故。
私に記憶はないのだけれど、それで生きていたことが奇跡らしい。

そのとき、私は、おじいちゃんのおじいちゃんが死んだ、といったらしい。

父はガードレールから飛び越したのに、生きていた、というより傷一つなかった。その分、車は見る陰もなくなってしまったのだけれど。

その車はもう。

 

先攻0票・後攻2票

後攻・井上大輔の勝利!

『審査員コメント』

〇先攻の柴井さんの文章量と表現力は、素晴らしかった。ホラーにもあっていた。

〇しかし、 文章の中で『泣ける』という要素を入れられていなかった印象がある。

〇対して後攻の井上さんは『泣ける』の要素を回収していた。

〇井上さんは独自の反復表現などもありホラーの文章に味があった。

 

 

『即興小説ゲーム~三月の乱~』ログ

2018/3/25(日) 14時開演森ノ宮キューズモール内「まちライブラリー」にて

 

☆一回戦第一試合 2分半交代☆

 先攻・井上大輔 VS 後攻・森本直樹
お題『リスペクト』
ジャンル『ファンタジー』
どんな話『くだらない』

 

【先攻・井上大輔

俺は中学二年の田代!そう、みんなからはタリーと呼ばれている。


なぜタリーかって?
そう、俺はヘビとしゃべることができたり、親がすごい魔法使いだったり魔法学校にいっていたからだ!
つまり、タリー、タリーポッターだ。

 

最近、なんかすごいやつを倒した。魔法を使って。名前は出せないけど、名前を出せないやつを倒したんだ。

そして、これから、また新しい世界にいくことになった、それは今までにない完全な、だけどくだらない、ファンタジーの世界。

そう、その名は……、

 

【後攻・森本直樹】

 そう、その名前は。

 なんだったかやはり思い出せなかった。
 その世界はある手順を踏む、かつ特定の条件を満たしたものだけがたどり着ける。
 まずは俺の通う学校の裏山の大きな杉の木に登り夕陽が地に沈む瞬間を眺めること。
 そして、エジソンへの敬意を抱えること。

 

【先攻・井上大輔

そうしてエジソンへの敬意をこめて40年いきてきた。タリーポッターと呼ばれたのはもう、何十年も昔、もう誰も呼んでくれない。
だが、ようやくその成果が実った。
世界が開いたのだ。


そう、俺は事故にあった。
車にバーンとひかれた。白血病にもなった。そして、死んだ。

 

死んだとおもった。
だが。

 

「タリー、タリー」
少女の声で目覚める。そう、ここは異世界だった。俺は、異世界、でエジソンへの
敬意を胸に、生きていくことになったのだ。

 

【後攻・森本直樹】

 エジソンと言えば竹で作った電球だったハズ。
 はず、はず? たぶん、そうだ。彼は天才で多くの発明をした。では、何を?
 記憶が混濁している。
 エジソンへの敬意は溢れているのに、エジソンが何をなしたかが全く思い出せない。
 どんどん記憶がこんがらがっていく。

「タリー、どうかしましたか?」

 目の前に心配そうな女性が。ああ、なんだか、

 

「タリー、誰だい、その人は。僕はエジソンエジソンだ」

 

これからはエジソンとして


生きていく。 

 

 

先攻5票・後攻0票

先攻・井上大輔の勝利。

 

 

☆一回戦第ニ試合 2分半交代☆
 先攻・マナカ vs 後攻・室屋和美
お題『アイドル』
ジャンル『学園』
どんな話『笑える』

 

【先攻・マナカ】

いっけなーい遅刻遅刻

わたし、得毛美あつこ!

今日から私立四十八学園にやってきた転校生
!!

私は必ずここで、天下一アイドルになる!!

 

 

天下一アイドル

 

 

それは、全国の高校生女子が覇を競う、アイドルバトルロワイヤル

 

 

いまアイドルはかつての輝かしいだけのものではない。
アイドルとは、今では戦士を現す言葉なのだ。

 

そう、世はまさにアイドル戦国時代

 

【後攻・室屋和美】

?「諸君、よく集まってくれた」

全 あ、夏元やすし校長せんせい!

今から君たちにせんたー(生徒会長)の座を競って争ってもらう

はい!

手段は問わない。CDをうってうってうりまくって、握手券をうりまってくれ。
これが君たちの投票用紙となる。

せんたー(生徒会長)に選ばれたあかつきには、とびっきりの寵愛を与えてあげよう。

な、なつもとせんせいの寵愛!!

 

【先攻・マナカ】

なつもと先生の寵愛ってなんだろうって考えることを、私はあまりしなかった。


なんか、ちょっといやな感じがした。


寵愛は割とどうでもよくて


私にとってアイドルとは生き様そのものだからだ


だって、私は かわいい

 

そりゃもう、かわいい


1000年に一人どころじゃない

 

およそ1500年に一人ぐらいだと思う

 

だから、私がアイドルにならないなんて、世界に申し訳ないじゃん!!

 

【後攻・室屋和美】

天下一アイドルの幕があけた

会場は大勢の観客で賑わっている
頭にはちまき、手にペンライト。

舞台袖では女たちの血で血を洗う戦いが行われた
その争いがすごくて、みんな舞台袖で脱落していった

いろいろあったけど、この争いのくだりは割愛する

なにも考えていなかった私が、
楽屋でドーナツ食べていた私が
1500に一度の美女の私が
気がついたら勝ち残ってしまった

 

なつもと先生がゆっくりと渡しに歩み寄る

「おめでとう、今から寵愛の時間だ」

そして私がCDデビューした
夏元せんせいとのデュエットは
500万枚売れた

 

 

先攻4票・後攻1票
先攻・マナカの勝利。

 

☆一回戦第三試合 2分半交代☆

先攻・なべとびすこ VS 後攻・中山美咲
お題『エレベーター』
ジャンル『SF』
どんな話『泣ける』

 

【先攻・なべとびすこ】

その機種のエレベーターには隠しコマンドが仕込まれているという噂を聞いた。
1階から5階にあがり、そのあと降りずに3階にいき、つぎに8階に行く。

それをノンストップで達成するとコマンドが発動し、そのエレベーターで天国を観に行くことができるらしい。

天国に行くだけでは、ただ死ぬだけだが、このエレベーターなら降りてくることもできるという。

 

【後攻・中山美咲】

私は、馬鹿げた話だと思いつつ、そのコマンドを試すことにした。1年前にいなくなってしまった妻に会うために。

 

エレベーターが私をのせて上下する。身体に感じる重力が軽くなったり重くなったり。

ぐぐぐっと一度負荷がかかったとおもうと、エレベーターが停止した。

ウィン

鉄の扉が開いた。

 

【先攻・なべとびすこ】
8階に行く前に、扉がひらいてしまった。
黒い帽子をかぶった男が入って来て、7階を押した。
もちろんコマンドは失敗だ。男は降りていく。

僕はまた1階に戻って、再挑戦する。
また、あとは8階にあがるだけのところまで来た。

誰も乗ってこないでくれ…。
そう思ったのに、また黒い帽子をかぶった男が乗って来た。そして7階で
降りる。
何度やっても、黒い帽子の男が乗ってきてしまう。

 

【後攻・中山美咲】

7度目に男が乗って来たときに、私はたまらなくなって声をかけてしまった。
「お前、誰だよ。わざとやってるんだろ。」
「…」
男は答えない。
「なんなんだよ、人の邪魔して楽しいのか。」
「…。」
「答えろよ。」

「大事な人が天国に行こうとしてるんだから、とめるのは当たり前でしょ、あなた。」

その声には聞き覚えがあった。
黒い帽子を取った人物は、てっきり男だと思っていたが、見慣れた妻の姿をしてい
た。

 

 

先攻3票・後攻2票
先攻・なべとびすこの勝利。

 

☆ニ回戦第一試合 1分半交代☆
先攻・井上大輔 VS 後攻・ナカナオ
お題『桜』
ジャンル『恋愛』
どんな話『切ない』

 

【先攻・井上大輔
俺は走っていた。
ずっとずっと走っていた。

 

陸上部を卒業して(結果は悪くないけど良くもなかった)、なんとなく泣けて、それでなぐさめてくれた幼馴染と仲良くなって、なんて普通のことがあって。

それでも俺は走っていた。
あいつが東京にいくらしい。あいつの友達に聞いた。なぜ俺にいわなかったのか、
なぜ今日なのか、そんな思いを込めて、
桜の降る夜の街を走っていた。

 

【後攻・ナカナオ】

私は歩いていた。

夜の空にひらひらと舞う桜の花びらを見ながら。

あなたのことを思いながら。

東京の街はきれいで汚い。
あなたがいたら、もう少しこの景色もみえかたが変わるのかな。

 

俺は走る
私は歩く

 

【先攻・井上大輔
なんで走ってるのかなんてわからない、走って新幹線に乗る?乗ってどうする?東
京にいく?行ってどうする!


なんで歩いているだろう。何もなかったような顔をして。自分の気持ち押し殺して。なのに東京のあの公園のあの木の下の場所を書いた紙だけ友人に託して。

 

一体何をしたいんだろう。

 

【後攻・ナカナオ】

わたしはあの日、新幹線に乗ったあなたを責めることはできない。

2018年4月4日。
東北新幹線の事故が起こった。

約束の公園につく。
掘り出した彼のメッセージにはこう書かれていた。

春に行くよ。

 

 

先攻3票・後攻2票
先攻・井上大輔の勝利。

 

☆ニ回戦第ニ試合 1分半交代☆

先攻・マナカ VS 後攻・なべとびすこ
お題『声』
ジャンル『学園』
どんな話『気持ち悪い』

 

【先攻・マナカ】
わたしは泉の声、いいと思うよ

昼休みに親友の天龍みなこがサンドイッチを頬張りながら私を慰めるように言う

 

なにがだ。


わたしがクラスの男子からどう呼ばれているか知りながらそんなことを言うのかと、私を慰める親友のことを恨めしく思ってしまう


私が、彼らになんと呼ばれているのか


熟年刑事だ

 

声が、平泉せいに似ているからだ

 

【後攻・なべとびすこ】

しかし、私は平泉せいの声を知らない。
家にテレビがないからだ。

クラスの男子は私にYoutubeの平泉せいの動画を見せようとしてきたが、私は走って逃げた。

だから私は平泉せいの声を知らない。
なのに、似ているらしい。


いっそこんな声を捨ててしまえたらと思う。


でも、それはできない

 

【先攻・マナカ】
ただいま


家に帰ると、台所からとんとんと包丁でねぎを刻む音が聞こえる

 

おかえり


母さんが私を出迎えてくれた


あんたが帰ってくるとね、いつもドキッとするのよ

平泉さん、きたのかなって思って

 

母は、テレビが壊れる前から、平泉せいの大ファンなのだ。

 

【後攻・なべとびすこ】

だから、母さんを喜ばせるために、喉を潰したりはしない。
だから学校で、熟年刑事と呼ばれるのも仕方ない。

でも…

母と過ごす時間は家に帰ってから寝るまでの間。

でも、学校は朝から夕方までだ。

ならば…
今日、私は平泉を捨てる。

 

 

先攻4票・後攻1票
先攻・マナカの勝利。

 

☆決勝戦 1分半交代☆
先攻・井上大輔 VS 後攻・マナカ
お題『キャタピラ』
ジャンル『ミステリー』
どんな話『こわい』

 

(決勝戦は非公開とさせて頂きます)

 

先攻1票・後攻4票
後攻・マナカの勝利。

 

優勝 マナカ

 

『即興小説ゲーム~三月の乱~』は3月25日(日)14時30分から『もりのみやキューズモール』内の『まちライブラリー』にて。

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お久しぶりです。
『即興小説バトル』改め『即興小説ゲーム』を主催しております横林大々と申します。
 
今回は、当記事にて今月の3月25日に開催される『即興小説ゲーム~三月の乱~』の宣伝をさせて貰います。
 
即興小説ゲームは『お客様から頂いたお題・ジャンル・どんな話か』を元に、2分30秒のリレー形式で即興の小説を書くゲームです。
 
これだけ聞くと難しそうに思われるかもしれませんが、実際に見たり、挑戦してみたりすると、その楽しさに盛り上がることと思われます。
(ルールの詳細などは、こちらの過去記事をご参考下さい)

 

【日時】

3月25日(日)14時30分から16時30分(開場は14時より)
 
【会場】
もりのみやキューズモール内の『まちライブラリー』さん
 
【出場者】
井上大輔』さん(淡水/足一)
『ナカナオ』さん(コトクラス/ANEWAL Gallery)
『中山美咲』さん(まきこみじこ/8光年から、)
『なべとびすこ』さん(鍋ラボ)
『マナカ』さん(劇的☆ジャンク堂/まきこみじこ)
『室屋和美』さん(劇作野菜ユニット派)
『森本直樹』さん(未来短歌会)
 
【参加費】
ワンドリンク付500円
 
当日は1冊本をご持参ください。
イベント内で本を用いて自己紹介の時間がございます。
持参いただいた本はまちライブラリーに寄贈いただきます。
なお、寄贈が難しい場合は遠慮なくお申し出ください。
 
【お申込】
フェイスブックでアカウントをお持ちの方は、ログインして戴いた状態で、こちらのページから参加するをクリックするか

即興小説ゲーム~三月の乱~

アカウントがない方は、こちらのフォームからご予約下さい。

 
楽しいイベントになると思いますので是非みなさん、足をお運びください。
お待ちしております。