『即興小説ゲーム』公式ブログ

リレー形式で綴られる、2分30秒のライティングノベルイベント『即興小説ゲーム』の公式ブログです。みんなでやりましょう。

『即興小説バトル』と『水曜どうでしょう』と『よろしくご笑覧ください』

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お疲れ様です。

 

いよいよ今週土曜日に迫りました『よろしくご笑覧ください』。

 

このイベントは、あの『水曜どうでしょう』の名物ディレクター藤村嬉野両氏をお招きして、様々な出し物を見てもらうという夢のような企画なのですが、なんと即興小説バトルも、そんな出し物のラインナップに参加させて頂く運びとなりました。

 

本当に夢のようです。

 

しかもイベントで即興小説を披露して戴くのは、前回大会『即興小説バトル in 観劇三昧』で名勝負を繰り広げた『ひらたい』さんと『柴井貫喜常』さん。

 

【月イチ観劇三昧・日本橋店】即興小説バトル・レポート!! | 演劇ボード

盤石の布陣。

 

なんといいますか、今年三月にお客様が二、三名の中始まった即興小説バトルが半年で、ここまでのものになっていることに驚きを隠せません。

半年前の自分に言いたい。

「会社やめたけど、いいことあるよ」

って。

 

 

 

水曜どうでしょうといえば、今大会の主催者が泥のような大学時代に出会ったコンテンツです。

 

それまでバラエティと言えばダウンタウンを筆頭としたお笑い芸人が作り出した『それ』しか信用していなかった時代に、突如不意打ち気味に主催者の脇腹を掠めたのが、この番組。

 

ドラマやバラエティの大泉洋しか知らなかった主催者が「大学出てるのか」発言を聴き、ライトで照らされて決行された大便撮影を見て、「なんだこれは」と思った訳です。

主催者の知らない方程式だ、と。

けれど、本当に面白かった。

 

あの水曜どうでしょうのいごこちのよさというのはなんなのでしょう。

暇さえあればAKB48の動画ばかり見ていた大学生時代の、心の支え。

 

四国の四十八ヶ所をめぐるだけでどうしてこんなに楽しいんだ。

喜界島をリアカーひいて一周するだけの企画なのに見てしまう。

ああ、全国を回って甘いもの食べてるだけでも面白いんだよな。

 

確実に主催者の「笑い」という概念を叩き潰しました。

 

 

 

実は、そんな水曜どうでしょうとは兼ねてより主催者と縁がありまして。

学生時代に一度だけ、藤村嬉野両氏に出会った事があります。

 

それは京都大学に、とあるイベントでお二人が来る日。

主催者は、ご縁があって、お手伝いに入りました。

 

開催されたイベントはディレクターのお二人による軽妙なトークで大盛り上がり。

主催者自身「こんな人たちが作ったコンテンツだったら売れるよな」と終了後の余韻に浸った思い出があります。

 

ですが、主催者の記憶として鮮明に残っているのは、どちらかといえば、その打ち上げの席での事。

 

大きなイベントだったので、多数の協力者の方が打ち上げにも参加したわけですが、各々で自己紹介する時間に、協力者が所属や何をしている人間か名乗る中で、当時の主催者だけ、何者でもなく、ただ曖昧にへらへらと笑って過ごしてしまったのです。

例えば「○○って劇団所属です」とか「○○ってサークル入ってます」とか、なかにはメディア志望の大学生が、ディレクター陣にぐいぐいと迫る一面なんかもあったりして。 

 

そんな中当時の主催者は、ただ下を向いてお酒も飲めず、考えているポーズをして、その実何も考えていないといういる意味の無い飲み会をしていました。

(今も、まあ、そうですが)

 

もっと言えば、そんな何物でもない自分という状況は、この即興小説バトルを始めるまでずっとそうでした。

 

脚本家と名乗りながら脚本を書いていなかったり。

宙ぶらりんとした自意識だけで生きているような二十数年間。

 

僕にとって水曜どうでしょうは、そんなどうしようもない自分と、どうしようもない夜を思い出させるコンテンツ。

面白さが際立つ、だからこそ、終わらないモラトリアムの象徴のような存在なのです。

 

 

 

ですが。

今回は違います。

 

藤村嬉野両氏の前には、『即興小説バトル』という皆様に育てられた素敵なコンテンツを持ってお会いする。

 

それは、あの頃のようなひとりぼっちの自意識からは一番程遠い。

人様の力を借りようやく『何者かにはなった』自分としてイベントへ出場させて戴きます。

 

どうしようもないような男から、どうしようもない主催者へ。

半年間での一番大きな変化。

 

この六カ月程度の時間で、僕の人生は大きく変わったと思います。

ツイッターや演劇、大喜利などで一方的に知っていた方が即興小説バトルに関わって下さっている。

これは本当にすごいことだなあ、と。 

 

トークも頼りない、よく失敗もする。

そんな主催者ですが、即興小説バトルが好きです。

 

大好きな水曜どうでしょうの、大好きなお二人に、自分が何より大好きな即興小説バトルを紹介できることが、今から嬉しくて仕方がありません。

 

 

 

主催者が『水曜どうでしょう』の中で一番好きなのは、あの出演者どうしのやりとりだったりします。

 

一人だった学生時代、おそらく主催者は、そんな風景に憧れて水曜どうでしょうを見続けたのでしょう。

 

即興小説バトルはリレー形式で展開される2分30秒のライティングノベルバトル。

執筆者がいて、ようやく成立するフォーマット。

 

きっと僕は、もう一人ではありません。

 

おそらくまだまだモラトリアムはど真ん中ですが、あの大泉洋も「一生どうでしょうします」と宣言したのですから、主催者も「一生即興小説バトルします」と宣言させて貰って当記事を締めたいと思います。

 

今週土曜日は、よろしくお願い致します。